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『ホーンテッド・ガールズ』Switch計画

こんにちは。

わくわくゲームズの大柳です。

Steamで発売中の、モンスターと恋愛できちゃう、ちょっと不思議な設定が面白いノベルゲーム『ホーンテッド・ガールズ』のNintendo Switch™版をこの2月16日(木)より発売いたします。価格は880円(税込)です。 『ホーンテッド・ガールズ』とはなんぞや?という方はこちらの動画をどうぞ。

キョンシー、ゾンビ、ヴァンパイヤと異なる種族の女の子と甘い生活をおくることができるか、そこはモンスター娘ということで、恐ろしい結末を迎えるかはプレイヤーの選択次第。ごく短編ノベルなので、週末にさくっとお楽しみいただけると思います。


さて本作はもともと「ティラノスクリプト」というノベルゲーム開発ツールで制作されています。ご存じの方もいるかとは存じますが、この「ティラノスクリプト」はPCやブラウザ、スマートフォンなどで作品を配布することはできますが、Switchをはじめとするゲーム機向けに書き出すことはできないので、さらりと「ゲーム機へ移植」ということができません。 しかし「ティラノスクリプト」を使って多くの作家さんたちが素晴らしい作品を生み出し続けており、この作品を広く遊んでもらうための努力と環境を整えることはパブリッシャーとしても(そしてラインアップを拡充する点においても)重要と考えています。 「移植」ではなく元の素材とゲームをベースに「つくりなおし」(いわゆる目コピともいいます)になるので、つくりなおすのであれば汎用性に富んだ「Unity」ベースでつくるのが一番だろう、という結論に至りました。 そこで『ホーンテッド・ガールズ』を対象に、Unityベースできちんと元のゲームと同じ仕様でつくれるか、『モン娘ぐらでぃえーた』を発売中のZephyrStudioの湊あおいさんにご相談をしたところ「いけるのではないか」という感触をもらったことで、ゲームのUnity版=Nintendo Switch版計画がスタート。装いも新たに、ひとりゲーム匙投げ部 x ZephyrStudio x わくわくゲームズという3者(社)共同作品へ発展しました。 当初、ZephyrStudioさんは新作を鋭意開発中で、その合間の対応になるから時間がかかるだろうな、と思っていたのですが、なんと約1.5か月ほどでUnity版が完成。インターフェイスやセーブスロット数、バックログ表示などオリジナルのPC版に忠実な仕様に仕上げていただくことができました。できあがったUnity版も事前にゲームの作者・ひとさじさんにチェックをいただき、最終的に満足いただける内容で完成に至り、Switch版でも遊べるようになったという次第です。


Switch版は当たり前ですが携帯モードで遊べるのがやはり強みです。ノベルゲームならスマートフォンでいいじゃん、と思う方もいるかもしれませんが、選択肢を選ぶ、ログを読み返すといった動作はタッチ操作よりもコントローラ操作の方が優れます。度々ふれていますが、環境を選ばず、本体の液晶画面でも大画面TVでも楽しめるのはSwitchの強みですね。


『ホーンテッド・ガールズ』はティラノスクリプトで作られた作品をSwitchに進出させ、PCとは異なるプレイヤーの方々へお届けする、さきかげとなることができました。ここで得られた知見を次の作品にも活かして、ノベルゲーム作品の拡充に努めて参ります。


Nintendo Switch™版『ホーンテッド・ガールズ』は880円(税込)で2月16日発売です。 どうぞよろしくお願いいたします。

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